②DAY2:ティンプー観光
DAY1:2016/8/10 (Wed)
飛行機に乗っただけなので省略します。 タイ航空の機内食は美味しいです。
DAY2:2016/8/11 (Thu)
ドゥルク航空(ブータンの国営航空)に乗り継ぎし、ブータンへ。2016年は日本とブータンの国交30周年を記念して、日本国籍者の 6~8月の旅費が安くなっていたため、機内は日本人だらけでした。
シートに座ってもたれかかると、何もしていないのにリクライニングします。ん?!と思ってよく見ると、背もたれが壊れているせいで 体重をかけると勝手にリクライニングするようになっていました。
CAさんはそんなことをお構いなしに「背もたれを元の位置へ」と注意してきます。壊れていて戻せないことと、席を変えるなら窓側に!と伝えます。山並み(あわよくばヒマラヤ)を見るために左窓側を確保したので、通路側への変更は断固拒否!の姿勢で対抗。CAさんは「通路側しか空いてないから、そのままでいいわ」とのこと。言い出したのは私だけど、適当だな~!!
壊れた場所をテープで留めている
ヒマラヤは残念ながら見えませんでしたが、山の間をすり抜けて谷底に敷設されたパロ空港へ着陸しました。
着陸直前まで旋回するし、滑走路は短いし、管制塔もない。ドゥルク航空パイロットの技術は凄いなあ…。
ここで大切なのは、飛行機から降りたからと言って興奮しないこと。パロ空港の標高は2,235mあり、富士山でいうと5合目に相当します。多くの人は2,500m以下であれば高山病になりませんが、私は心配だったので、ポカリの粉を水に溶かして多く摂取するようにしました。
荷物をピックアップし、いざガイドのリンチェンと合流。ティンプーへ移動し、まずはメモリアル・チョルテンへ行きました。
この塔の周りを反時計回りにぐるぐる回ることでお祈りに代えるみたいです。植物が植えてあり、ベンチもあり、鳩もいっぱいいて、お年寄りの憩いの場になっていました。
と、ここで気がはやりすぎて空港でニュルタム(ブータンの通貨。インドルピーと1:1)に両替し忘れたことに気付き、銀行へ向かってもらいました。銀行で両替したら、同じ建物内にある郵便局へ。
この入口の左側が銀行
ブータンは切手が変わっていることで有名です。特に有名なのは撮った写真を切手にしてくれるサービスですが、私はやりませんでした。データを持ち込んでも切手にしてもらえるそうです。
数枚の切手を購入して次の観光地、織物博物館へ。
中でブータンの織物についてのDVDを見た後、展示室を見て回ります。撮影禁止でしたが、本物の織物や糸が展示してあって面白かったです。
チャンガンカ・ラカンの階段とガイドのリンチェン
ブータン人はお寺に参るとき、伝統衣装を着なければいけません。なおかつ、男性であれば肩から掛けている布(カムニ)も必要だそうです。旅行者は肌が露骨に出てなければOKです。
ちなみに、私がチャンガンカ・ラカンに行ったときは中のお坊様が単語程度の日本語をしゃべれる方でした。仏教関係のイベントで日本に来たことがあるそうな。
お祈りの方法を習ってお祈りしたあと、聖水をいただきます。ブータン流のお祈り方法や聖水の受け方は旅行記のあとに書きますが、 聖水にはサフランが入っているので服にこぼさないように気を付けてください。
この後はターキン保護区へ。
ターキンには、ドゥクパ・キンレイというブータンの僧侶が ヤギの頭の骨と牛の体の骨をくっつけてターキンを創り出したという伝説があります。
牛の体、というだけあって、かなり大きいです。
リンチェンはその辺の草をむしって餌を与えるための隙間から押し込んでいました。
なんか小学校のウサギ小屋を思い出すな…。
この保護区にいるターキンは「ブータンターキン」ですが、アドベンチャーワールド、多摩動物園、ズーラシアでは「ゴールデンターキン」が見られるようです。
次はドゥプトプ尼僧院へ。
尼僧院の前はタシチョ・ゾン(後述)を見下ろすビュー・スポットです。
尼僧院でもマニ車を回してお祈りをして、尼僧さんたちを撮らせてもらいました。
そして本日最後の観光地、先ほど見下ろしていたタシチョ・ゾンへ。
タシチョ・ゾンは城塞として建設されましたが、現在は省庁 兼 僧院として使用されています。閉庁後の午後5時から、荷物検査を受けると敷地内を見学できます。
彫刻の飾りは少ないですが、ペイントが美しいです。
僧院を兼ねているので、もちろん僧侶の方々も居ます。
三角の穴は城塞の名残。日本の城でいう「狭間」。
今日の宿はPhuntsho Pelri。
食事は観光客向けでブータン料理ではありませんが、美味しかったです。
wi-fi良好、お湯もしっかり出ます。ただ部屋の鍵が使いづらく、最後まで鍵の開閉に悪戦苦闘しました。