世界名所図会になりたいブログ

これから旅行へ行きたい人の手がかりに。備忘録を兼ねる。高安動脈炎の話も時々。

⑥DAY4:ドツォとアーチェリー、ダーツ体験

DAY4:2016/8/13 (Sat) つづき

 

タクツァン僧院から降りた後はパロ市内へ。トレッキングコースにあるカフェテリアで食べないのかと聞いたら、「あそこは美味しくない。市内のレストランで食べよう」とのこと。

確かに観光地、しかも山中にあるカフェテリアよりは町のレストランの方が美味しそう。(辛いものがダメ=ブータン人向け料理が食べられない私は、どこに行っても大体同じような味の観光客向け料理でしたが…)

 

観光客の運搬を終えて帰宅する馬たちの後ろについて移動

 

学校帰りの子供たち

 

レストランの子。プナカに行くときに見かけた子より、あか抜けています。

 

食後は国立博物館へ。山の上にあるため、眺めがいいです。

 

入館料の区分方法が日本とは違っていて、面白いです。

 

料金表上部のLocal、Students、Touristsは理解できるとして、SAARCって何だ?と思い調べてみたところ、「南アジア地域協力連合」の略だと分かりました。加盟国はインド、パキスタンバングラディシュ、スリランカ、ネパール、ブータンモルディブ。この加盟国の国民はこの料金でOKということでしょう。加盟国の国立博物館にもこういう区分があるのかな?

 

料金表下部のmonk(僧侶)、gomchen(在家僧)、nun(尼僧)も面白いです。キリスト教の修道士だったらtouristsかmonk、どちらが適用されるのかな?やっぱりtouristsかな。なんにせよ、日本では考えられない区分です。小人料金はあれども、シルバー料金はないし。文化の違いですね~。

 

展示物は国立博物館だけあって、比較的豊富でした。印象に残っているのは最初の部屋のお祭りで使うお面の展示と、最後の部屋のブータンの自然の展示です。あまり広くなかったので、40分程度で見終わりました。

 

次はパロ・ゾンへ。映画「リトル・ブッダ」のロケ地です。美しさではプナカ・ゾンがダントツですが、こちらもペイントが綺麗です。

 

 

観光地としては最後のキチュ・ラカン

ブータン最古の寺院です。どこのお寺に行っても地元の方は居ますが、

このキチュ・ラカンは特に地元の人の信仰があついそうです。

 

年季が入っています。

 

境内には神聖なミカンの木が生えています。標高が高い(寒い)ところで、しかも年中ミカンがなるのは聖地の証拠だそう。本当にミカン?そういう品種?私には神聖なパワーを感じられませんでした…。

 

本尊が安置されている場所の前には二つのくぼみがあり、これは皆がお祈りすることでできた窪みだそうです。このお堂の床はサンゴやトルコ石がはめ込まれていて、綺麗です。

 

私がお参りに行ったとき、この本尊がある部屋にインド人の集団が入っていきました。その集団のすぐ後ろに居たリンチェンに促され、私も部屋に入室。3畳ほどの部屋の壁という壁に十一面観音像が置いてありました。ここでもお祈りをして(狭いので簡単に)、インド人たちに押されるようにして退室。お堂には他にも多くの参拝者が居るのに、部屋の扉は閉じられてしまいました。あとで聞くところによると、本尊がある部屋は特別許可を得ないと入れないそうです。なんとラッキー!!

 

キチュ・ラカンを出るころには雨が降り出していました。スコールです。

今日の観光はキチュ・ラカンで終わっていて、今日はドツォとブータンアーチェリーの体験が残っています。ひとまず、体験場所へ移動し、雨が止むまで一休みです。

 

ブータンのお酒、「アラ」。味は日本酒と同じ。

 

バター茶。こってりした味。量は飲めないけど、そこそこ美味しい。

 

 

そうこうしている間に雨が止んだので、ブータンアーチェリーの体験です。的は遠いです。

 

リンチェンに教えてもらいながら30分くらいやりましたが、1度も当たらず。

続くブータンダーツも的は遠いです。

 

同じくダーツも当たらず。でも、アーチェリーよりダーツの方が簡単だった気がします。いわゆるダーツ投げというより、槍投げみたいな感じで投げると良いかもしれません。

 

ダーツ

 

さて運動したあとは、ブータン式お風呂「ドツォ」の体験です。2~3時間燃やした石を浴槽に入れて水を温める、という方式です。昔ながらの方法は川辺に浴槽が備え付けてあるそうですが、観光客向けなので浸かるところは屋内、焼き石を入れるところは屋外です。湯船と焼き石の間は浴槽より少し低い板で区切ってあり、その板を乗り越えた分のお湯が湯船と焼き石の間を行ったり来たりします。

 

石を焼く

 

外から焼き石を入れるところ

 

屋内の湯舟

 

焼き石を追加するのは、体験場所を提供しているご夫婦の息子さん。湯船につかったまま大声で叫ぶと追加してくれます。ただ、最初に準備されていた焼き石で十分お湯が熱い…!笑

私があまり長湯しない方だということもあり、息子さんは暇そうでした。ごめんね。

 

ちなみにここのご夫婦、旦那様は日本に来たことがあるそうで、簡単な日本語が喋れます。九州で何かの研究をしていたみたいです。

 

夕飯もここで済ませた後は、リンチェンがブータンの民族楽器「ダムニェン」を演奏してくれました。初日からずっと車に乗せてあったので、実は気になってたんです笑

  

音は柔らかい三味線、という感じです。

 

今日のホテルはマンダラリゾート。凄い名前だな。町はずれの高台にあり、景色が綺麗です。ごはんも美味しいし、wi-fiも良好。ただ、部屋はちょっと微妙だったかな…。

せめて、前に部屋を使っていた人のゴミを捨てるのと、トイレットペーパーのセットくらいはしておいてほしかったです。