④DAY3:ファールン大銅山
DAY3:2018/4/29(Sun)
この日は私の希望で朝からスウェーデン中部にあるファールン大銅山に行きました。ストックホルム駅から電車で片道約3時間(乗り換えの待ち時間含む)です。
乗り換えの町Gävle(イェヴレ)の名物・ヤギ
なぜイェヴレの名物がヤギなのか
スウェーデンではクリスマスの飾りとして藁でヤギの飾りを作る伝統があります。
イェヴレでは1966年に広告会社の人がヤギ飾りの巨大なものをつくり始め、今でも有志によって毎年作られています。
で、このヤギ飾りですが、ほとんど壊されています。最初に作られたヤギ飾りが壊されてからというもの、毎年ヤギを守る人たちVS壊そうとする人たちの戦いが恒例になっています。wikipediaで詳細が見れますが、2018年現在で53回中38回壊されています。ちなみに1988年からはイギリスのブックメーカーで賭けもできるようになっています。
ファールンの駅からは歩いて銅山へ。路面電車でもいけますが、歩いても30分くらいです。下の写真は銅山がある広場。正面に移っているのがツアーの入り口です。ちなみに受付所は赤いガラス張りの建物です。
11時からのツアーに参加。水滴がたれてくるので、合羽とヘルメットを着用します。
wikipediaを見てもらったらだいたい歴史は分かりますが、この銅山はスウェーデンの発展を支えました。昨日見に行ったヴァーサ号を作るように支持したグスタフ2世アドルフの治世もここを利用しています。
銅の運搬と労働者の出入りに使用された籠。籠を左右に振って壁に近づいたときに左の梯子に飛び移っていたそうです。マリオかよ…。落ちてなくなった方も結構いらっしゃるそうです。
全体的に薄暗く場所によっては天井も低いですが、整備されていて危険は感じませんし足もともそんなに悪くありません。多少濡れているけれども。
ツアーは1時間程度でした。終わった後は併設の博物館を見学しましたが、謎のシュールさがあって面白かったです。足の切り落とし体験って誰得なんだ?なぜ体験させようと思ったんだ?
敷地内のボタ山。これも世界遺産の一部なので、登ったり持ち帰ったりするのは駄目です。
銅山で取れた鉱石を基にした塗料で壁を塗っている地域。日本では岡山県吹屋町のベンガラとかもそうですね。
ファールン大銅山
営業時間・料金は季節により異なります。
ツアーはスウェーデン語と英語がありますが、英語は数が少ないです。
公式サイト http://www.falugruva.se/besok-oss/oppettider-och-priser/