ジビエを食べる
※今回は見る人を選ぶ記事です。
「ジビエ」あるいは「ゲテモノ」に嫌な予感がする方は見ない方がいいかもしれません。かといって、グロ画像を期待されると拍子抜けする程度だと思います。
1月末に友人とジビエを食べるため、居酒屋「宝雪酒坊」に行ってきました。JR四条畷駅から徒歩2分ほどです。
喫煙OKの居酒屋ということで、喫煙者が少なそうな早目の時間帯に到着。よくテレビ取材も受けていらっしゃるお店なので、店内には色紙がズラ~ッ…かと思いきや、ほとんど飾ってありませんでした。お店の方いわく「ありすぎて掃除が大変だから片付けた」とのこと。最近はこうしてブログで紹介されるため、テレビ出演は断ることが多いそうです。
まずはワニの唐揚げ。
よく鶏肉に例えられますが、それよりジューシーです。強いて言うなら、あっさりした豚?という感じです。普通においしい。ワニが古来から日本に生息していたら、今頃スーパーに切り身が並んでいたかもしれません。そのぐらいごく普通のお肉の味でした。
次は友人のリクエストで、カンガルーの刺身。
もの凄い赤身ですが、クセは思ったほどありません。濃厚な味です。これも抵抗なく食べられました。ちなみにクジラの刺身も食べましたが、カンガルーの方が食べやすかったです。
ここで私がカエルをリクエストするも、「今日は仕入がない」とのこと。どうしても食べたい食材があれば、電話で確認してから行った方が良いようです。
そして、本日のメイン。その名もウーパールーパー。
お店の方が「揚げる前に写真撮る?」と声をかけてくださったので、ありがたく撮影しました。ちなみに、黒色が入荷されることは珍しいそうです。
そしてしばらく待つと、カラッと揚がったウーパールーパーが…!
丸揚げです。う…うわあ…。
「この前はウーパールーパー飼ってる人が来て、カワイイ~って普通に食べとったよ」
「男の人は結構嫌がる人が多いね。罰ゲームで泣きながら食べてたわ」
お店の方の話を聞きながら若干ヒいている友人が頭を譲ってくれたので、まずは一口頭からカブリ。
うーん、微妙。ちょっと苦いかな…。
高3の時に琵琶湖で投げ網漁をしているオジサンがくれた、全長5cm程度の謎の魚を踊り食いした時の味を思い出しました。もしくはサンマの内臓。たぶん脳みその味なのでしょう。
友人が前足の下あたりまでをガブリ。私が後ろ足のあたりまでをガブリ。尻尾は友人が食べました。
頭と尻尾は微妙な味。胴体部分は頭と尻尾よりはおいしい。人生で恐らく2度と食べることはないだろう、というのが私たちの出した結論です。
食レポしているブログで「白身魚の味」というのを頻繁に見かけましたが、そんな味はしませんでした。黒いからか?私たちがバカ舌なのか?
最後の一品、今日ここに来るまで置いてあることを知りませんでした。オオグソクムシです。
友人は「ダンゴムシやん!!」とかなり嫌がっていましたが、私とお店の方の「甲殻類だからエビの仲間!」というコメントで敗北。オオグソクムシも揚げる前に撮影するか聞いてくれます。
オオグソクムシも丸揚げです。
殻ごと揚げるため、かなり時間がかかります。チャレンジしたい方は早めに頼みましょう。ちなみに、なぜ殻ごと揚げるかというと、中身がほとんどないからです。
中身
ご覧通り、殻を取ると食べる場所がなくなるからです。ちなみに綺麗に真っ二つなのは、友人と分けて食べるためにハサミで切ったからです。この黒い液体は一体なんなんだ…?
頭側を私、尻尾側を友人が食べることにして、頭からガブリ。バリバリゴリゴリ言わせながら噛みます。噛みます。ひたすら噛みます。
触感はエビの殻ですが、エビフライの尻尾より固いです。味は香ばしいエビせんべいに似ています。ただし、ひたすら固いです。自分の割り当て分(半身)を食べるのに10分くらいかかりました。
友人と「アゴがだるい」と言いながらお会計。
上記料理とアルコール各1杯と普通のお料理2品で、一人4,000円程度でした。
ごちそうさまでした。
ちなみに、これらの写真と「カエルが食べられなかった」という嘆きを姉に伝えたところ、梅田にあるカエルが食べられるベトナム料理屋さんを教えてくれました。
流石は私の姉…。