怖い絵展
兵庫県立美術館で開催中の怖い絵展に行ってきました。
知人が「日曜の昼に行ったら、入場するのに凄く並んだ」と言っていたり、公式でも「券売所がとても混雑する」とアナウンスされていたので、金・土曜の夜間開館を狙って行ってみました。空いてました。やったね!
ヘンリー・フューズリ「オイディプスの死」
この絵が最初に展示されていました。
オイディプスが苦難の果ての死を迎えようとしている場面で、両膝に縋る女性2名はオイディプスの娘です。
しかし、私にはタイトルの割に元気そうな老人が美女を侍らせているようにしか見えません。「老人のアヘ顔ダブルピース…」と思ってしまって笑いをこらえるのが大変でした。
ギュスターヴ・アドルフ・モッサ「飽食のセイレーン」
ギュスターヴ・アドルフ・モッサは割と最近の方で、亡くなったのは1971年です。
現代日本に生きていたら萌え絵を描いていたに違いない…。
目玉の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」はテレビで事前に見ていたこともあり、衝撃は少なかったです。想像より絵が大きかったくらいでしょうか。
作品は一般的にあまり有名ではない画家のものが多く、有名な画家のものでも有名作品ではありません。
しかし作品展全体としてよく纏まっていて、「これはイマイチ」という絵があまりありませんでした。
私としては大当たりの展覧会だったと思います。
ただ、一見怖くない絵が多いので、解説を読まないと理解できません。
(解説を読んでも理解できないものも多々ありました。私の読解力が足りないのか?)
図録を買ったので家でじっくり読んで理解するぞー!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
兵庫県立美術館で見る場合のおすすめ時間帯は金曜の夜間開館。
少し駆け足になりますが、19時に到着できれば全て見て回れます。
最後の部屋がメインなので、じっくり見たい人は最後を見てから戻るのがいいと思います。(美術館の方が推奨していました)