④DAY2：夜のシラーズ

DAY2：2017/4/28 (Fri)　つづき

1時間半の遅延を乗り越え、空路で1時間半。シラーズ空港に到着しました。写真はありませんが、到着ターミナルは小さく、ターンテーブルも5つほどでした。お迎えの方も普通に到着ターミナル内へ入っており、警備は緩そうでした。

私はこの空港でイラン人の友人M（テヘランでたこ焼き器を渡したのは友人A）の家族と合流することになっています。Mは日本の大学で勉強中のため不在。飛行機が遅延したことはMを通じてM家族に連絡が行っているはずですが、果たしてスムーズに合流できるのか？と不安に思っていましたが、杞憂でした。到着ターミナルに入るとすぐにMの両親に名前を呼ばれ、合流することができました。

メヘラーバードでAの母に声をかけられた時から薄々気づいていましたが、アジア人の絶対数が少ないため、すぐに分かるみたいです。

M母と握手をした後にイラン式の挨拶（両頬にキスをする）を受け、M父は敬虔なムスリムなので握手せず、胸に手を当てて会釈。友人からご両親の名前を聞き忘れていたので、M父を「ババ」、M母を「ママン」と呼んでいました。それぞれペルシャ語の「お父さん」「お母さん」という呼びかけです。

ターンテーブルで荷物をピックアップしたら外へ。出るときに何故か飛行機のチケットを回収されてしまいました。なんでだろう？

シラーズ空港

長旅で疲れたでしょう、ということで、友人実家でひとまず休憩。チャイと果物をいただき、「使ってね」という部屋（結婚して出て行ったM姉の部屋）でゴロゴロ。

ちなみに全部ペルシャ語なのでフィーリングとジェスチャーで会話しています。

チャイ

角砂糖を口に入れてからチャイを一気に飲むのがイラン式。私はサフラン入りの棒砂糖をチャイに入れてクルクル回して溶かして飲むのが気に入りました。

夜21：30ごろに英語ぺらぺらのM姉（大学教師、大学の近くで一人暮らし）と合流し、シャー・チェラーグ廟へ。ババは英語が小学生レベル、ママンは全くダメだったので、M姉が来てくれてとても助かりました。

シャー・チェラーグ廟の敷地内に入る前にチャドル（顔以外の全身を覆う布）をかぶり、いざ敷地内へ。異教徒は入れない、という前評判でしたが、チャドルをかぶっているせいか、何事もありませんでした。

ライトアップ

シャー・チェラーグ廟は入口が男女別です。中も男女別で区切られています。靴を脱いでビニール袋に入れ、シューズクロークに預けていざ中へ。

M姉に「写真撮らないの？」と言われたので、有りがたく撮影させてもらいました。前評判通り、キラッキラです。鏡のタイルが敷き詰めてあるそうです。ここは廟なので、もちろん棺桶もあります（棺桶もキラキラです）。

眠っているのは第8代イマームの弟であるアフマドさん。ライトアップされているメインの廟とは外れたところ（廟を背後にして左奥）にアフマドさんの兄のムハンマドさんの廟があります。

ムハンマドさんの廟もキラキラ

アフマドさん（メインの方）は写真を撮っても何も言われませんでしたが、ムハンマドさん（左奥の方）は注意されてしまいました。規模はアフマドさんの方が大きいですが、個人的にはムハンマドさんの方がキラキラしていたような気がします。

男性側の中も入ってみたいけど、まあ無理だろうな…。

男性用の入口

そして私の写真が下手なのか、あんまりキラキラしてるように見えないな…。ちなみに、女性側には幼い男の子も居ましたが、女の子が男性側に行くことは無いらしいです。男の子は何歳くらいまで女性側に入ってもいいのか、と聞きましたが、ハッキリ何歳と決まっているわけではないみたい。日本の温泉みたいな感じかな～。

敷地内にあるカナートの入口

シャー・チェラーグ廟前の道路は歩行者天国みたいな感じになっていますが、正式に決まっているわけではなく、普通にバイクや車も入ってきます。ちゃんとした歩道でもいきなりバイクが走ってきたりしますけどね。

M姉「歩道だからって気を抜いてちゃだめよ！車は何も考えずに走ってるから、歩行者が気を付けなきゃ」

確かに車線は2本でも車が4台くらい横に並んでいたりするし、車線変更するときにウィンカー出さない車が多いし、バイクは8割方ヘルメットしてないし、横断歩道の設置も適当だし、信号守らない車やそもそも信号が少ないしで、交通事故が多いのも納得です。（滞在した8日間で交通事故を5回見かけました）

ちなみに、後部に織物のポケットを垂らしてるバイクが多いです。ファッション？実用？サイドミラーの付いていないバイクも多いです。ノーヘルは違法です。

そういえば、ヘッドライトの上に透明な盾みたいなものが付いているバイクも多かったな。風よけかな？ヘルメットかぶればいいのに。