世界名所図会になりたいブログ

これから旅行へ行きたい人の手がかりに。備忘録を兼ねる。高安動脈炎の話も時々。

③DAY2:イラン航空でシラーズへ出発したい

DAY2:2017/4/28 (Fri) つづき

 

エマーム・ホメイニー空港、日本でいう関空・成田に対し、メヘラーバード空港は伊丹・羽田に相当するかと思います。そんなに広くありません。

 

建物の入口で荷物をX線検査にかけ、女性は暗幕をくぐって区切られた空間へ。お年を召した女性に体をざっと触られると検査終了です。空間を出て荷物をピックアップします。大丈夫だとは思うのですが、毎回この荷物と離れる瞬間はドキドキしました。

 

さて、私にはSIMカードを買ってスマホを使えるようにする、という使命があります。というのも、イラン人の友人に頼まれて買ってきた荷物をこの空港で渡すことになっているのです。この乗継の間に渡せなければ、8日目にテヘランに戻ってくるまで私はたこ焼き器やお煎餅を持ったまま移動しなければなりません。どうしても渡したい…!

 

詳しいことは以前の記事で書いたので省略しますが、イランセルSIMカードは設定終了から30分ほど待たなければ使えません。

 

この30分が物凄~~~く、もどかしかったです。しばらく建物の検査が終わって出てくるところで探していたのですが、友人に飛行機の便名を伝えていることを思い出し、チェックインカウンターの方へ移動。するとイラン人女性に名前で呼びかけられました。えっ?!と思いましたが、どうやら友人のお母さんのようでした。友人母は英語が話せないので、そのまま友人が来るまで待機し、無事に荷物を引き渡せたのでした。あ~良かった。

 

飛行機のチェックインはカウンターの上部モニターに航空会社のマークと共に行先が英語で出ているので、これを頼りに探します。一番多かったのはマシュハド行きかな。カウンターも沢山あり、混雑しているみたいでした。

 

旅行会社にとってもらったバウチャーとパスポートを渡し、スーツケースを台に乗せてニコニコしているとチケットを発行してくれました。この時点で離陸予定時刻の20分前。あれっ、普通に受付けてくれるんだ…?確かにチェックインカウンター普通に開いてるけど。

 

チェックインカウンターの横にある階段で2階に上がり、再び荷物検査です。友人とはここでお別れし、あとはゲートを確認して搭乗するだけ!だったはずなのですが。

 

 

お分かりいただけますでしょうか。

私の搭乗予定だったイラン航空232便は上から3段目ですが、ゲートが決まっていないのです。もう一度書きますが、この時点で離陸予定時刻の13分前です。

 

あ~…もしかして、イラン国内線名物、遅延…?このフライトインフォメーションの看板はあまり数がないため、近くの席に陣取ってチケットを握りしめ、ひたすら英語のアナウンスに耳を澄まします。

 

そうやってジリジリしつつ1時間ほど過ぎたときに、「Iran Air 232 Shiraz」というアナウンスが!!ゲートが決まったのかと思ってフライトインフォメーションをチェックするも、ゲートは空欄のまま。「もしかして欠航のお知らせだったか…?」と首を傾げつつ席に戻ると、隣に座っていた老夫婦に話しかけられました。

私のチケットを確認すると、「ケータリング」と言いながら遠くの方を指さすご主人。日本国内線でも遅延がひどいとバウチャー貰えることもあるし、恐らく何か補填があるのだな、と理解。老夫婦にお礼を告げて指さされた方向に行ってみると、人だかりがありました。

 

人だかりに参加しつつ周りの人を伺うと、やはり同じ便のチケットを持っています。チケットをカウンターに出すと職員さんがスタンプを押し、軽食を渡してくれました。

 

ナッツとお菓子と飲み物

 

ありがたくジュースを飲んでナッツをつまんでいると、再度「Iran Air 232 Shiraz」のアナウンス。またケータリングのお知らせかな?一応インフォメーション見ておくか…とチェックしに行くと、ゲート番号が表示されていました。というわけで、予定時刻から遅れること1時間半。シラーズへ向けて出発です。

 

 

 

イラン航空の女性CAさんの制服が格好良かったんですが、写真撮り逃しました…。無念。

 

ちなみに、イラン航空の国内線は全線機内食が出るみたいです。