⑪DAY6:遭難しかける
DAY6:2017/8/15 (Tue) つづき
鍾乳洞の見学ツアーを終え、レンタカーを返却すべくローンセストンに戻ります。14時にモールクリーク(マラクーパ鍾乳洞があるエリア)を出発し、市内に戻って急にポンコツになったグーグルマップと闘いながら営業所に着いたのは15時20分。返却予定時刻は15時だったので何かあるかと思いましたが、特に何も言われることなくキーを返しただけで終わりました。
さて、今日は昼食を食べる場所がなかったので朝も昼もオレオしか食べていません。お腹が空いたので、近くにあるカフェに入りました。美味美味。
ケーキとカプチーノ
腹ごしらえをした後は観光案内所へ。明日の朝4:45バスセンター発の空港行きシャトルバスを予約しているので、その乗車場所を確認するためです。
観光案内所が併設されている郵便局
郵便局内
観光案内所でカクカクシカジカ、と説明。
案内所の人「そんな早朝に女の子一人で宿から歩くなんて危ない!」
私「でも予約しちゃってるし…」
案内所の人「あなたが泊まってる宿はバスセンター(始発場所)から空港までのルート途中にあるから、言ったら迎えに来てくれるかもしれないわ。バスセンターでお願いしてみたら?」
というわけでバスセンターの場所を教えてもらい、変更できるか聞いてみました。
バスセンターが入っている建物
バスセンターは建物の1階の一部です。写真の入口から入って奥の方。
私「かくかくしかじか、乗車場所変更できますか?」
バスセンターの人「いいわよ」
やったね!ということで、早朝からスーツケースを引きずって歩かなくて良くなりました。(今気づきましたが、予約サイトの選択肢に今回の宿も入ってました…)
翌朝は土砂降りだったので、変更できて本当に良かったです。ありがとう観光案内所の人。
肩の荷が下りたので、「市民憩いの場」だというカタラクト渓谷に行ってみることにしました。車は返却してしまっているので、歩きです。
口コミだと市内から徒歩30分となっていたのですが、これは車で行くコースを歩いて行った場合みたいです。私はそうと知らずウォーキングコースで行くことにしたので、渓谷があるエリアに着くまでに1時間かかりました。
ところでこのウォーキングコース、結構なクセモノです。道は舗装されてないし、獣道っぽいところが多いし、案内板がほとんどありません。途中で行きあった地元の人に道が合っているか聞いたとき、
「今から行くの?女の子一人で心配だわ…一応私の電話番号教えておくわね」
と言われたくらい。
(観光案内所で貰っていた市街地図に番号を書いてもらい、別れました。)
この地元の人、ジュディさんと喋ったのは16時30分くらいです。
私の頭の中では市内近くのKings Bridgeから川の南側を通って上流を目指し、プールやBBQ場のある広場に到着したら川の北側を通って下流に向かい、Kings Bridgeに戻るコースを想定していました。あわよくば世界最長のチェアリフトに乗りたいとも思っていました。(結局チェアリフトは動いてませんでした。年中無休じゃなかったの…)
出発地点
Kings Bridge(右端)
途中で遭遇した野生のワラビー
広場に居たクジャク
しかし広場までは無事に到着できたものの、北側のコースを歩いている途中で道を見失いました。もしかしたらそもそも間違っていたのかもしれません。気が付いたらマウンテンバイク用のコースに居たのです。しかも日没の時間になり薄暗くなってきます。獣道が川の反対方向へ進んでる時におかしい気はしたんだ…。
明らかにウォーキングコースじゃない
google mapは役に立ちません。道なき場所に居ることになっています。
遭難した時はとりあえず尾根に登ると助かる確率が上がるとか、マフラーと手袋があるから温度が下がっても大丈夫だなとか、鞄の中に水とチョコレートがあるから一晩しのげるとか、色々頭によぎりました。そして思い出します。
地元の人に電話番号聞いてたじゃん!
地元の人・ジュディさんに電話をかけて迷子になった旨をなんとか伝えます。しかし私の現在地が分からないため、なんとか広場まで戻ってくるように言われました。この時ほど現地SIMカードを買ってて良かったと思ったことはありません。
15時ごろまで雨が降っていたのでぬかるんでいるし、野生動物の気配がするし鳴き声も聞こえるし、もちろん街灯なんてない。足元も見えない暗さになったのでスマホのライトで足元を照らしながら半泣きで獣道を歩きました。
なんとか広場までたどり着き、ジュディさんにまた電話。しばらくすると私が迷子になっていた方からジュディさんがやってきました。どうやら私のことを探していてくれたみたいです。それなのに行きあわなかったということは、本当に根本から道が違ったんだな…。
ジュディさんと合流できたときは安心してマジ泣きしました。そこへ男性がもう一人やってきて、その男性の運転するトラックで宿まで送ってもらいました。男性は広場の管理関係の仕事をしてるっぽかったです。ジュディさんが連絡してくれたみたい。
本当にありがとうございました。
疲れた果てていたので、宿のすぐそばにある高級中華料理屋でチャーハン食べて寝ました。